だるがり女子大生の備忘録

美術史専攻の22歳女子大生。いろいろ。

りゅうちぇるって人はすごい。

食わず嫌いのはなしをします。

 

私は古いタイプの保守的な人間なので、基本的にいわゆる"読モ"が苦手です。

というか正直嫌いです。

まぁ別に何されたわけでもないので、わざわざ本人のTwitterに批判リプするような馬鹿なことはしないし、匿名掲示板で鬼のように叩くようなこともしません。精々テレビに出てたらチャンネル変える程度。

 

なんで読モ()が嫌いかというと、テレビ番組で「おバカキャラ」として使われてることが多いからです。

いわゆる"常識的"な大人が、人気だけどちょっと常識をしらない"おバカな若者"を笑うという構図。あとは"大人"にバカにされて笑われているのを良しとしている彼らの神経。"若者"の代表として立たされているという意識の欠如。

あと、まぁ単純に馬鹿だから嫌いなやつもいますけどね。去年のサマソニ事件の大倉なんちゃらとかね。あれは音楽好きとして許せないっていうのもあるけど。

 

結局のところ、彼ら彼女って誰でもいいと思うんですよ。だって"大人"は「おバカな若者」を使いたいだけなんだもん。だからバラエティーに選ばれてる読モ()って、その人のキャラがどうとかあんまり関係ないと思うんです。若者に人気があるおバカかどうか。

だから、読者モデルの子達に問題があるんじゃなくて、読モ()をバラエティーに起用する"大人"の方に問題があると思っています。

バカな若者が笑われる構図が面白いと勘違いしている制作側が悪い。

 

これは読モに限ったことじゃなく、子役に関しても同じようなことを思ってます。

よく2chとかに、匿名で子役を叩きまくるクズ共がいるけど、小学生やそこらの子どもに何の罪があるんだと思う。

「キモい」とか「死ね」とか「テレビ出るな」とか、それは小学生に言うことじゃない。そんなのどう考えたって大人が悪いのに、与えられた台本を読まされてるのに、子どもはそうすることが正しいことだと思って演じてるだけなのに、匿名とはいえ子どもを傷つけるようなことよく言えるな、と。

まぁ、読モのみなさんに関しては、高校生とかならともかく、成人してる人もいるんだから、ある程度の常識は持てよと思わないでもない。

ただの学生の私が、自分で稼いでいる人達にこんなこと言っていいのかどうかはわかりませんが。

 

本題はここからです。

そんな読モ嫌いの私が、ついにハマってしまった人物が彼です。

 

りゅうちぇるです。

 

なんで?

だって、面白いでしょ。

 

あのオネェみたいなキャラなのにオネェじゃない。

しかもこれが公式に彼女がいるので実証済み。

 

すごくね!!???!?!??!?

革命児だよ!!!!!!!

 

オネェキャラって、数年前からテレビで毎日1人は見るくらいメジャーな存在になったし、男性芸能人でも「オネェ?」っていじられることも多くなっている気がします。

でも、オネェなのにオネェじゃないキャラっていた??いなくない???私が知らないだけ????

 

私の薄ーいテレビ知識で申し訳ないんですが、彼のキャラって、他の人では代用できないと思うんですよ。

オネェキャラは確かにいるけど、彼はオネェじゃないし、ただバカなだけじゃなくて、かたくなに自分のキャラを守っている感じ。

私は彼に、どうしても小倉優子を重ねずにいられないんです。

たぶん、彼はただのバカじゃないんじゃないかなぁ。

 

今回はこうしてハマった理由を正当化しようと思って書いたわけですが、直観的に面白いのも確か。毎回笑っちゃうんですよね。悔しいけど。

別にオネェキャラが好きなわけじゃないんだけど……なんでだろう。永遠の謎です。

 

あと思ったのが、彼は新しい性のかたちというか、生き方を見せてくれたのかなとも思います。

恋愛対象が女性なのに、オネェみたいなキャラで人気をつかんでいるっていうのはある意味革命的なんじゃないですかね。もしかすると彼は、「性別なんかにこだわらず、自分らしく生きていいよ」ってメッセージを発信しているのかもしれない(深読み)。

 

というわけで、今回りゅうちぇるにハマったことで、「読モ嫌いだから」とか「○○嫌いだから、苦手だから」って避けてると損することもあるかもしれないなって思うきっかけになりました。

 

食わず嫌いをなくすといいことあるかもね。という自戒。