だるがり女子大生の備忘録

美術史専攻の22歳女子大生。いろいろ。

就活のシステムに対応できない人間はそもそも社会に要らないのかもしれない。

『就活落ちた。日本死ね!!!!』のエントリーを書こうと思っていたら、誰かに先を越されていました。

 

前回の「就活がはじまったので意識高いブログ」以来、約2カ月ぶりの更新です。

何かというと、今、私は就活に苦戦しています。

どの程度の状況かというと、結果が出ている分のESは半分くらい通って、5社ほど一次面接で落とされた程度。もちろん内々定はなし。

周りの学生に比べたらまだ良い方なのかもしれません。「その程度でツラいとか言うな」「甘えるな」という声が飛んできそう。

でもなんというか、私の心を今にも折ろうとしているのは結果如何ではないのです。

単純に、自分がやりたいことは何なのか見失った。

 

これでいいのか就活システム

つらいとは聞いていたものの、実際に始まってみてわかったことがあります。

基本的に就活は情報戦です。いやほんとに。

情報戦というと聞こえはいいけれど、自分の実力を頼りに、真面目に「正攻法」で取り組もうとする人間が損するシステムだなぁってつくづく思います。

特に適性検査。

きっと大人のみなさんは、あの膨大な量の計算を短時間でやってのける、賢くて優秀な学生を見抜きたいんだと思います。学力試験に向けて勉強できるのかどうか、対策をしてくる勤勉さがあるのかどうか、そういうところまで含めて。

ところがどうでしょう。Webテストは解答が出回っているし、性格検査には模範解答がある。

結局、自分の実力で試験にパスしようと思っている真面目で愚直な学生が馬鹿を見てるんですよ。そう思わない?

いや、わかるよ。「情報戦だってわかってるんだから情報を集めない方が悪い」「ただやみくもに努力するだけじゃなく、効率を重視して結果にコミットする人材の方がいいに決まってる」はいはい、理解できますよ。

でもね、解答見ながらウェブテ受けてる人にひとつ言いたい。

「不正は禁止」なんていう当たり前のルールを守れないような人間は、そもそも社会人としてダメだから。青年コミック誌によく出てきそうなルール無用の地下闘技場でしか働けないよ。残念。

とはいえ、じゃあこれは学生が全部悪いのかというと、そうでもない。そもそも不正を見破れないルールを作ってしまったのは大人のみなさんだし。

そして何より、誰かが不正をし出した時点で、不正をしている人間に勝つためには自分も不正をするしかなくなってしまった。この悲しいスパイラルに学生たちは乗っかるしかないんです。悲しいことにね。

誰が悪いとかじゃないんだと思う。みんなやってるから、っていう空気。こういう気質が悪いんだと思います。もうしょうがない。

 

スケジュール変えてどうしたかったんだろう?

選考解禁が2カ月前倒しになり、6月には内々定を出していいよということになりました。

もう新卒採用一斉にやるのやめたら????????????????

って感じです。

前倒しになったところで結局もう内々定もらってる人はいるし、オワハラはなくならないし、冬くらいから動いてた人には勝てない。

だったら新卒一斉採用やめたらどうですかって思う。

内々定出る時期バラバラだし足並み揃ってないもん。

6月から選考解禁になったことで、面接の時期とかESの提出時期とか、たぶん去年より早まっていると思うんですが、そうなるとOB・OG訪問ってもっと早くしなくちゃいけなくなる。選考始まる前のちょうどいい時期に行こうとしたら、3月の決算の時期か、4月の新年度の時期になりますよね。それって社会人にとっても負担になりませんか?教えてほしい。

まぁ私タイミング逃してOB・OG訪問できてないんですけど。

 

自分が対応できないからって、システム自体に文句をつけるって最低な人間のやることだと思うんです。

それは自覚しています。

だから「そういうシステムなんだから頑張ればいいだけだろ甘えるな」って言われる覚悟もあります。(でも今ここで顔も知らない人に言われたら傷つくのでコメントは受け付けません。悪しからず。)

でも、どうしてもいくつか気になる点があったので書き記しておきました。

 

「やりたいこと」がわからなくなった

当然といえば当然ですが、就活をしていると自分の人生とか、将来についてよく考えることになります。

就活が始まったばかりの頃は、何か大きいことをしたいとか、日本を動かしたいとか、色々やりたい(と思っていたはずの)ことがあったんです。

それなのに、気がついたら自分が面接で喋ることは本当にやりたいことなのか、ESに書く志望動機は本当のことなのか、わからなくなってきました。

学生時代までにやりたいことが見つかっていて、夢に向かって努力できる人なら、たぶんその人は今就活に苦労していないと思うんです。

でも私はそうじゃなかった。というか大多数の人がそうじゃないと思うんですが、やりたいことなんて何もないんです。

やってもいいかな、と思う仕事はある。でも企業は「この仕事ならやってもいいかな」くらいの気持ちで来ている学生は欲しくないんです。アタリマエ。

だからESでそれっぽいことを書いても一次面接でボロが出て落とされるし、一生、最終面接にはたどりつけないかもしれない。

学歴があると有利だよ、って教えられてきたのに、結局、それだけじゃ駄目だったんです。もっと早く気付きたかった。

結局私は、学歴だけを持て余すプライドモンスターになりました。

なまじ学歴と「努力してきた」という自負があるから、どこでもいいやとは思えない。本当は大して努力なんてしていないのかもしれないけれど、自分が必要とされる環境でばかり生きて来たから、私は「フツウの人」とは違うとどこかで思っている。

フツウの人間として生きたくない、と思うあまり、当たり前に出来なきゃいけないことが出来なくなりました。

歯車になりたくない、社会に必要とされる人間になりたいなんて、バカなこと考えてたら、結局、社会に要らない人間になっていたみたいです。

そろそろ現実を受け入れないと。

 

まだ残っている弾は全力で撃ち尽くそうと思っています。

それがどういう結果になるかはわからないけれど。

もしも「やってもいいかな」と思ったことさえ出来なかったら、そのときはまた改めて「本当にやりたいこと」を追求しようかな。

今は学生のうちにしか出来ないことをしたい。